宮地 傳三郎 Miyaji, Denzaburo (= Miyadi, Denzaburo)
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東京帝国大学を卒業。京都帝国大学理学部講師となり、1936年同大学助教授 (瀬戸臨海研究所)となる。1942年に同大学理学部動物学科教授に就任した。
瀬戸臨海実験所の第2代所長を1946(昭和21 )年1月~1964(昭和39 )年1月 に務めた。
京都大学評議員、理学部長を歴任した。
日本学術会議会員、日本自然保護協会理事、日本生態学会会長を務め、京都大学霊長類研究所、日本モンキーセンターを創設した。
定年退官後に日本モンキーセンター所長、淡水生物研究所所長、関西文理学院院長などを務めた。
動物生態学、特に湖沼や内湾の底生動物群集組成の研究、アユの生態研究、藻場の研究、中海水系や琵琶湖の総合調査などを行い、京都大学の動物生態学の興隆に大きく貢献した。
著書に、「動物の生態」「動物生態学」「アユの話」、「サルの話」、「宮地伝三郎動物記(全5巻)など多数。